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2009年夏、平成生まれの書を志す大学生や高校生らが集い「僕らの書展」を結成。

公募展や団体展の形式に当てはまらない、既存の書表現にとらわれない、自由な若い感性によって新たな書の局面を模索するという目的をもっての結成であった。(そのためには、これまでの書の歴史、特に明治以降の文脈を具に理解すべき。)

展覧会は2010年に栃木にて初開催、その後2012年(栃木)、2014年(東京・栃木)、2016年(Wien)、2017年(東京)と開催、今回の「僕らの書展2018」(東京都中央区月島)で7回目となる。

 

電のヴァリエーション、愛、愚徹、崩壊、そして「墨美」は1940〜50年の試みの結晶だと思う。が、それ以降、果たして書は進展し続けているであろうか。いま、作品の類型化は更に進み、書き手の表現に対する意欲は減退し、小さくまとまった身内的循環内で完結している(と思い込んでいる)。

 

「第三者の目にさらされよう」、なにをいわれたっていいじゃないか。うけとめてやる。

 

僕らの強みはなんだろう。僕らに足りないものはなんだろう。それを明らかにするためにこの展覧会を開催する。

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